【庄内地域】「フル規格新幹線の実現に向けた地域ミーティング」の開催2018.11.29
カテゴリー:イベント情報&活動記録 新着情報 今年度からの新しい取組みとしてスタートした、「地域ミーティング」。10月の最上地域での開催に続き、庄内地域において、第2回目を開催しました。「山形県庄内地区羽越新幹線整備実現同盟会」、「東北公益文科大学」との共催事業として、酒田市公益研修センターを会場に、東北公益文科大学観光・まちづくりコースの学生等、約40名に参加いただきました。
当日、講師の北陸経済研究所 調査研究部 藤沢和弘担当部長からは、北陸新幹線が地域にもたらした効果や課題を通して、新幹線整備の意義や、新幹線整備後において、どのような戦略を持って地域の活性化に取り組めばよいのかということなどについて、ご講義いただきました。
その後、日本青年会議所東北地区山形ブロック協議会やまがた連携運動推進委員会 髙橋寛索委員長より、奥羽・羽越新幹線の整備促進等に向けた署名活動の取組みについての発表があり、自分たちの地域の街づくりは、その地に暮らす人々の責務であるということをお話しいただきました。
この日集まった参加者たちは、フル規格新幹線が庄内地域にもたらす効果、将来の庄内地域におけるフル規格新幹線の活用方策についてグループに分かれて議論し、その後の発表では、「フル規格新幹線で交流人口が拡大することに合わせ、新しい観光地を整備していくことで庄内地域の活性化につながる」「まずは高速道路整備を優先させるべき」等の意見が出されました。ファシリテーター役としてこのワークショップにも参加した藤沢さんは、人口減少化の中にあって、自ら行動を起こさなければ、自分たちの生まれた故郷や地域は消滅してしまう可能性もあると、参加した若者世代に奮起を促していました。
フル規格新幹線というハード面から、それをいかに活用するかというソフトの面にまで議論が及び、活発な地域ミーティングとなりました。